2025年クリスマス~人流は2年前の7割に。御用納め需要と給料日が救った後半戦~
今年のクリスマスイブは、首都圏を中心に冷たい雨となりました。
12月24日(水)の日中に東京で0.5mm以上の雨を観測したのは、1989年(平成元年)以来、36年ぶりのことだそうです。
毎年、池袋や新宿のデパ地下、郊外の食品スーパーを定点観測していますが、午前中の客足は鈍く、一部のサラダやオードブルを昼過ぎから値下げしている店も見られました。
しかし、夕方に一気に売上が伸びたところが多かったようです。
また、25日(木)は給料日であり、かつ朝には雨が上がったこともあって、朝から客足が活発でした。
前日の金額ショート分を少しは回復したお店も多かったのではないでしょうか。

商品的には以下のような動きが見られました。
ケーキの主役は完全に「ホール」から「カット」へ
デパ地下のスイーツ店では、「ホールケーキ」より「カットケーキ」の購入列の方が長かったです。
クリスマスの品揃えは絞り込みが進む
チキン系も、レッグの構成比は年々下がり、唐揚げ、フライドチキン、ローストビーフなどの露出がアップしています。
おかず系もオードブルやサラダに絞り込まれ、パスタ、パエリアやジャンバラヤなどのご飯系、ピザといったパーティー商材は減少傾向にあります。
「おせち商材」の仕掛けが年々早まる
特に、日持ちする練り物や加工肉などの「おせち商材」を、24日から大々的に展開するお店が拡大しています。
これらは年末に一度しか買わないことが多いため、「先に買わせたもの勝ち」の状態です。
御用納め対応のサラリーマンが目立つ
今年は26日(金)が御用納めのところが多いため、イブのスイーツ売り場で菓子折りをいくつも求めるサラリーマンの姿が見られました。
クリスマスに「予定なし」が過去最高
調査会社「インテージ」の調べによると、クリスマスに「予定なし」と回答した人は54%。
前年(51.1%)から3ポイント増加し、調査開始以来、最高値となったそうです。
久々に自粛がなく、24日(土)・25日(日)とクリスマスが週末に重なった2年前(2023年)のすさまじい人流に比べると、街中は7割程度に落ち着いた印象です。
2026年は12月24日が木曜日、25日が金曜日となります。
クリスマス当日が御用納めや学校の終業式と重なるところも多いかもしれません。
クリスマス商材の仕掛けも冷静に、クリスマス以外のチャンスにも対応していきたいですね。